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2008年5月

TUOJIANGOSAURUS―恐竜

Bond01 「TUOJIANGOSAURUSートゥオジャンゴサウルス」

73×61㎝ 1987年制作 

太陽築炉株式会社コレクション

Bond Work(ボンド・ワーク) Mixed Mediums on Card Board

トゥオジャンゴザウルス

名前の意味は、中国の川『トゥオジャン』のトカゲ。

背中に、とげ状の骨盤が2列に並んでいるのが特徴の、ジュラ紀後期の植物食恐竜。

今泉憲治お得意のデフォルメ作品。

背中のとげが、作家の想像の翼にのって、花火のように鮮やかに天に向かって拡がっている。

ちびっ子恐竜博士や研究者には、お叱りを受けそうなトゥオジャンゴザウルス』。

これは確かに間違った恐竜の姿であるかもしれない。

が、しかし…そのことを充分に知りながらも、想像の翼を拡げることの楽しさを失わない、そんな大人であってほしいと思う。

80歳を過ぎてもなお、想像の翼で心の天空を飛び続ける作家、野見山暁治先生の展覧会。

ダイレクトメールの「子供たち、元気ですか」の万年筆の文字に、思わず「ええ、元気です」と答えてしまっていた。

Nomiyama_2 早良美術館 るうゑ 15周年記念

野見山暁治』展

2008/4/30~5/18  11:00am~5:00pm 入場料200円

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STEGOSAURUSⅡ―恐竜

Bond03 「STEGOSAURUSⅡ」

73×61㎝ 1987年制作

Bond Work(ボンド・ワーク) Mixed Mediums on Card Board

闘うステゴザウルス。

卵や子供を守るときの威嚇の表情、かなり強面。

世間は『母の日』で、いたるところで、プレゼントやらカーネーションやらを抱えた人々と擦れ違う。

お母さんは、大変なのだ。感謝を一日で済まされるほど、楽ではないのだよ。

君らの気まぐれと好奇心のお陰で、育ててその死を看取った生き物の数知れず…

可愛いアマガエルの『ぴょんた』くんの為に、ミルワームを死ぬ気で手に乗せ餌付けに成功。

全身鳥肌で向き合った、ヤゴやアゲハチョウの幼虫やカブトムシの幼虫の羽化。

全長10cmにもなろうかというカマキリの『かまたん』の為に、日々、庭の雑草の中をかき分け捕まえた精霊バッタは一体何匹いたことか…。(足の硬いところだけを残して、バッタをバリバリ完食する『かまたん』に絶叫しながらも、何故か目が離せず、じーっと観察)

あのね、お母さんは、本当に大変なのだよ。

そして、当然、お父さんも大変なのだ。

もう、いなくなってしまった大好きな作家、中島らも氏が書いた、大変珍しい子供向けの本『お父さんのバックドロップ』

子供より子供っぽいヘンテコな四人のお父さんの姿に、ちょっとだけ胸が熱くなりました。

大人は一日にして成らず。

お父さんもお母さんも、そりゃもう大変だったわけよ…

ということで、来月は、1910年に始まった、アメリカのJ=B=ドット婦人提唱の『父の日』だ。子供たちも大変ね(笑)

お父さんのバックドロップ (集英社文庫) Book お父さんのバックドロップ (集英社文庫)

著者:中島 らも
販売元:集英社
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STEGOSAURUS―恐竜

Mon06 「STEGOSAURUS」

61×73㎝ 1987年制作

Bond Work(ボンド・ワーク) Mixed Mediums on Card Board

世の中には使いみちのないものが沢山あって、それらは長い年月の間に自然淘汰されていく。

中生代ジュラ紀に栄えた剣竜の一種 『ステゴサウルス』

約二億一千二百万年前から一億四千三百万年前までの、およそ六千九百万年間を生き続けたステゴサウルスも、使いみちのないものとしてこの世界から消えてしまった。

都市高速を走るバスの窓から、黄砂と廃棄ガスで霞んで見える海の彼方を眺め、使いみちのないものをあれこれ考え、自分の名前を挙げてみる。

「ああ、これは名答。私って、本当に使いみちのない人間だものなぁ。」

そんなことを考えた日は、全く使いみちのない、くだらない本を読む。

村上春樹氏と稲越功一氏の名前が印刷していなかったら、誰も手には取らなかっただろうなと思われる、出版社の『使いみちのない本で懐を肥やす商法』に負けて、『使いみちのない風景』を購入。

ぱらぱらページをめくって「ホントに使いみちないなー」と独り言ちながら、いつのまにか安眠。

使いみちのないはずのものが、意外に、使いみちのないものとしての実力を発揮していたりするのでありました。

使いみちのない風景 (中公文庫) Book 使いみちのない風景 (中公文庫)

著者:稲越 功一,村上 春樹
販売元:中央公論社
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