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人間のぬけがら

Maninstallation 『人間のぬけがら』

400×450×500㎝

Installation 1997年制作

子供の骨が、ポキンと折れた。

右手の指の骨が2本、ポキンと折れて捻じれた。

医者が折れた骨を、またまた捻って元の場所に正しく戻してくれた。

後はギプスの中で、骨が徐々にくっついて再生していくのを、静かに静かに待つのみである。

皮膚があって、脂肪があって、筋肉があって、骨があって、それらによって臓器が守られて…。全部揃って、人間として元気に活動できるということを、ついつい忘れてしまう。

目には見えない『心』が抜けてしまった『人間のぬけがら』は、人間を造っている要素が溶けて流れて、得体の知れないものとなり、美術館の空間に異様な雰囲気を漂わせていた。11年前のことである。

生物は、自己に備わる免疫力を使って、皮膚なり骨なり臓器なり、ある程度のものなら自然治癒させる能力を持っている。

ホメオパシー、暗示療法、催眠術、カイロプラクティックetc.etc.

自己の免疫力を高め『病気を治す』という最終目的に向かって頑張る人々は沢山いる。

何を信じるかは、個人の自由だ。だから、その療法が医学的に説明がつき、医学会で認められているのか云々については、また別の問題であるといえるのかもしれない。

唯一つ…確実にいえることは、完全に破壊されてしまった臓器は、サイボーグにでもならない限り、絶対に元には戻らないということだ。

これだけは忘れずに、皆さんお身体大切に。

アマニタ・パンセリナ (集英社文庫)

著者:中島 らも

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