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Elephant Accident ―陽炎―

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『Elephant Accident ―陽炎―』

F150 アクリル

『多夢』との対決について。

疲労が蓄積されてくると、異常な頻度で、一晩に何本ものドラマを見るように夢を見るようになる。

もちろん睡眠が浅く、熟睡など出来ない。そんな『多夢』の状態が長く続けば、当然、身体が悲鳴をあげ始める。

さて、困った。処方される薬の種類が増えるばかりで、一向に解決しないのだ。

服薬に頼らなければ安眠することも出来ないのかと、自分自身に腹が立ち始める。すると今度は、腹ばかり立てている夢を見るようになってくる。

ある日、担当の医師が言った。

「夢日記を書かれてみてはどうでしょう?」

その日見た夢を、起き抜けに(夢を忘れてしまわない内に)書きとめてみてはどうかというのだ。

「夢を書きとめる事で、夢に肉付けがされ、本人にも分らない夢の(例え一貫性がみられなくても)ストーリーが出来上がり、ストーリーが出来てしまえば、夢は小説を読み終えるように完結することが出来るといわれています」

医師の言葉に、それではちょっと試してみるかと、朝っぱらから、起きると同時に枕元のノートにせっせと夢を記録してみることにした。

『夢』を『言葉』に変換する作業を始めてから約10日ほど経過した頃、突如、夢が完結してしまった。

徐々に夢の回数が減り、睡眠時間が長くなり、ついには全く夢を見ないままに目覚めるようになったのだ。

今でも時々、当時の『夢日記』を読み返したりするのだが、なかなかどうして、怪奇小説家にでもなろうかしらん…という、摩訶不思議なストーリーのものがあったりする。

人間の脳は、なんとも不思議なものだなぁ~と、改めて実感しつつ『多夢』との対決を終えたのでした。

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コメント

すみません、ごぶさたしてまして。
なんだかこわれそうなかんじだったのですね。元気出してくださいね(´д`;)

おいらの兄弟の一人は、
母がこの世からいなくなったせいでしばらくこわれてました。
たぶんちゃんとお別れを言わなかったせいです。
バリに行ってよくなったらしいです。
バリはあの世と繋がっていてお別れを言える場所なのかも・・・?

おいらは夢の中で、お別れをいったので大丈夫でした。
おいらには、いなくなった人たちは夢の中でお別れを言いに来ます。
折り目正しくお別れしてくれるので、おいらはこわれませんでした。たぶん。
自分の時も、ちゃんとしなくてはと思ったりしました(^ー^)

投稿: 竹林たぬき | 2008年6月28日 (土) 21時06分

うん、お別れは、ちゃんとした方が良いですね。
「ありがとう」と「さようなら」と「おげんきで」と…
天寿を全うして、折り目正しくお別れしたい。

バリ島は…十数年前に行きました。
寺院を巡り歩いて、象の神様とたくさん出会って…
お腹をくだして大変でした(…ただの食あたりで済んで良かったっすよshock

私の愛する中島らも氏(故)は、バリ島で壊れて、暫く入院なさってました。壊れたまま執筆した『水に似た感情』を読むと、うへぇ~って感じですが、無事に生還なさいました。
でも、結局、すっごく「らしい」亡くなり方で、このよからプッツリ消えてしまわれましたが…
(らも氏は、熱烈な格闘技マニア?で、プロレスはいっとう愛しておられましたよん)

投稿: 芸術を愛するブタ  | 2008年6月29日 (日) 20時07分

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