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2008年9月

人間のかたち‘97

Man02 『人間のかたち`97』

105×70cm 1997年制作

Mixed Mediums on Shaped Cardbord

今泉がなくなってから3年半。

生前の友人や同僚から、新しい芸術活動を開始した旨を記した、展覧会の案内状が届いた。

『コンテンポラリーなアートの風を感じてください!』

そう銘打った展覧会は、福岡発のアート専門雑誌『ARTing』の創刊に併せて開催されるようだ。

風はいつも吹いている。

「芸術に新しい風を!」

「政治に新しい風を!」

「教育に新しい風を!」

探求するという行為は、生きる力を伴っていて、風はいつもその背中を押している。

9人の美術家たちによる『福岡・芸術文化の創造と思考』が、どんなふうに新しい風を呼び込むのか、あるいは新しい風に押され発展していくのか…

是非展覧会に足を運んで確かめてみたいと思っている。

Kaze 『ARTing』展 9人の美術家たち  ギャラリー風

2008.10.6(mon)~12(sun) 10:30am~7:30pm(最終日は5:00pmまで)

出品者 

池松由理、金藤 櫂、成清美朝、樋口英資、平山隆浩

古本元治、水永宗勝、三原信彦、宮川凛子

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人間のかたち-Hips&Legs

Man03 『人間のかたち-Hips&Legs』

227×182cm 1996年制作

Mixed Mediums Paiting

茹だるような暑さの盂蘭盆会を何とか乗り切り、ようやく秋の気配がみえ始め、ふと気付けば、世間はもう秋彼岸。

時間の経過の早さに驚くばかりだ。

我が家の居間には小さな仏壇があって、子供らの玩具に囲まれて、とても場違いなところに鎮座している。

仏壇の中には位牌が一つ。父親の戒名が刻まれている。

突然の死によって永遠に出会うことの無くなった父親と子供らを繋ぐ大切な手段として、遺骨を引き取り、供養を引き受け、納骨堂と自宅に仏壇を購入した。

父親と別れたのは、息子が小学3年生、娘が幼稚園年長児のときである。

子供らは、父親の遺作に囲まれ、時折、父親の友人から思い出話を聞かせてもらい、仏壇に合掌し、納骨堂の掃除に行き…そんな風にして父親のいない時間を過ごしてきた。

…こうして時は流れ、気が付けば、息子は中学1年生、娘は小学4年生となっていた。

思い出は永遠に彼らの心の中にあって、この先、彼らを何らかの形で助けてくれるであろう…などと思っていたのだが、先日娘が、学校の宿題で引っ張り出して来たアルバムを見ながら、

「パパって、この人よねー?」

と指差すので、思わず「ええー!?」と驚きの声をあげてしまった。

優しかった『パパ』がいたことは覚えていても、いなくなってしまった『パパのかたち』は、彼女の記憶から、段々とその影が薄れていっているのを、意外なかたちで知ることとなってしまった。

父親が存在していた証明として、彼の子である娘がそこに存在しているのだから、思い出というあやふやな物よりも、確かな『実体』である彼女が今ここに存在していることが重要なのだとは思う…

しかし…あんなに溺愛していた「僕のかわい子ちゃん!」に、薄ぼんやりとしか思い出してもらえない『パパ』は、今頃ひとり、彼岸で涙しているかもなぁ~ ┐(´-`)┌と、ちょっと寂しくなったりするのでありました。

⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーーーン

第49話『あべこべ』の出だしのページ、台所の横のテーブルの上に、知る人ぞ知る『お父さんスイッチ』が置いてあります。か、感動…。 やっぱり、あずまきよひこ氏は素晴らしい。

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人間のかたち

Man08 『人間のかたち』

65.0×102cm 1996年制作

Mixed Mediums on Shaped Cardbord

お腹の中に 「何か知れないものがある」 と言われてから、その正体を突き止めるために市内の大学病院へ、週に一度のペースで検査に出かけるのが習慣となってしまった。

たいした検査ではないものの、検査を受ける際には認印をした『承諾書』なるものを提出しなくてはならない。

承諾書には様々な項目が書き連ねてあるのだが、簡単に言えば、検査に際しての『してはいけないこと』・『しても構わないこと』・『不測の事態が起きた場合の責任の所在』などの説明が羅列してあるのである。

『してはいけないこと』というのは、よくある検査前の注意事項で、絶食・飲酒・運転・服薬などについてだ。

『しても構わないこと』というのは、飲食や運動を含めた、生活習慣についてのことが書いてある。

結局、押印しなくては検査は受けられないわけで、仕方が無いのでざっと目を通し署名捺印をするしかないのだが、今回はその中に、思わず目を止め、時代の流れを感じずにはいられない項目を見つけ、ひとりで苦笑してしまった。

・『この検査では、セカンドオピニオンを受けることが出来ます』

…少し前までは、患者が他の病院もしくは医師に意見を求めることを極端に嫌う病院や医師が多かったのになぁ~、社会の風潮を反映しているもんだなぁ~、と感心してしまった(苦笑)

(もちろん、今でも 「よその病院にはカルテを出さない」 とか、医師が激高して 「そんなに信用しないなら、当院ではもう診察できません」 などと、冷たく言い放つ医師も多いようだけれど…。)

さて、原因がわかれば、後はどう対処していくか、である。

対処の方法は様々。そして…その最終的決断は全て患者側に任されるのである。

病院にとって重要なのは、医学に対する医師の信念や情熱などではなく、いざという時のための責任の所在を明確にしておくことのようだ。

患者側も、情報を集め勉強をしなくては、病院とうまくは付き合っていけないのだと、改めて感じた通院だった(…てか、未だ通院中ですが ┐(´д`)┌ヤレヤレ…)

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