The Tree-杜の象
F6号 2004年制作
今泉の最後の作品になった『The Tree』シリーズを描くために、よく近隣の神社の杜へ、木のスケッチに出かけた。
今泉は、木の根と木肌をじっくり観察。
『象』の肌にそっくりな『木肌』を見つけると、大喜びで
「おいおい、ココに象さんがおるよ」
と、皆を呼ぶ。
子どもらは、木の実とアリの巣を探して、地面をじっくり観察。
アリの巣を見つけると
「ねえねえ、ココにアリのおうちがあるよ」
と、皆を呼ぶ。
大人と子どもが一緒になって、何故だか皆、それぞれが地面に張り付いてばかりの杜の中。
ちょっと頭をもたげれば、空は抜けるほど青いのにねぇ…
と、母は思いつつ、それぞれの「おいおい」「ねえねえ」に付き合うのだった。
遠い遠い昔のことで、今は「おいおい」の声も聞くことはない。
早朝、職場へ向かうバス停で、すぐ隣の立ち木の木肌を見ながら、ちょっとだけ感傷に浸ってみたりする。
…今年の春は、まだまだ寒い。
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こころ残り (角川文庫) 著者:阿刀田 高 |
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コメント
YAHOOからお邪魔します。
”頭のうちどころのわるかった熊の話”
に反応してしまいました(゚▽゚*)
みてみよっと!!
投稿: cc | 2009年4月 5日 (日) 17時07分
ご訪問コメントありがとうございます。
気持ちが一杯入った絵に感動しますが、紙に描かれた木でない部分の空気も感じられるようです。 いいにおいするだろうなあと思いながら・・
私も木が好きですが、象さんに見える木おもしろいです。
投稿: 555 | 2009年4月 5日 (日) 17時30分
”頭のうちどころのわるかった熊の話”…
良かったですよ~。最後のどんでん返しなんかが特に…くっくっく
一時期、流行した桐生操 著, 『本当は恐ろしいグリム童話』とか、倉橋由美子 著,『大人のための残酷童話』みたいな感じで。
さて、こちらは花散らしの雨で、歩道はキレイなピンクの絨毯に変わり始めています。
では…おげんきで。ちゃお。
投稿: 芸術を愛するブタ | 2009年4月 5日 (日) 20時19分
ちゃんと2通受け取りましたよ~ヾ(´ε`*)ゝ
(うち、最初の1通だけ公開しています)
夫の遺作整理のために始めたブログなので、コメントもトラックバックも厳選したものしか公開しないつもりで、承認制に設定しているのです。
先方の送信と、こちらのコメント公開にズレが出てしまうので、コメントが消えちゃったみたいに見えるんだけれど、ちゃんと手元には届いていますよ~
また楽しい『お遊び』を見にゆきますね。ちゃお。
投稿: 芸術を愛するブタ | 2009年4月 5日 (日) 20時29分
子供たちの 「ねえねえ」 はすっかり減って、最近では私の 「ねえねえ」 につき合っていただく始末。大人になったな〜と感動さえ覚えます。
それでも、幼い日の記憶は、消えないで残っているものだな〜、って感じることもあります。ただ、それらは子供たちにとっては 「遠い記憶」 ですが、私にとっては 「最近の出来事」 だったりするのにビックリです。
今泉さんも含めて、みんなで遊んだ遠い記憶は永遠に不滅だよ〜。
私たちがモウロクしないでいれば.....(*^。^*)ね。
投稿: DORA | 2009年4月12日 (日) 00時50分
>子供たちにとっては 「遠い記憶」 ですが、私にとっては 「最近の出来事」 だったりするのにビックリ
うん、うん。これって、本当に『同感』
ふ、老けていく~を、実感Σ( ̄ロ ̄lll)ああっ!!
モウロクするときって、自分で自覚できるのかなぁ。こわいな…
わたしが「??」って動きをしたら、教えてね…(´;ω;`)ウウ・・・
投稿: 芸術を愛するブタ | 2009年4月12日 (日) 15時31分