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ELEPHANT ACCIDENT ―象の災難

Ele12 「ELEPHANT ACCIDENT ―象の災難」

FUTON Painting Installation

2000年展示 福岡県立美術館

美術館の床に、切断され赤く染められた『象の頭部』が一対。

天井に向けて鼻を高く上げ、雄叫びを上げる。

15年以上前に制作され、以後、様々な会場で雄叫びを上げ続けた『象の頭部』。

最後の展示は、いつだったろうか…

今泉の死後、遺作整理の際に、小さく折りたたまれて、作業場の倉庫に放置されていた『象の頭部』を発見。

ドロリと溶けて赤黒く固まった『象の頭部』は、まるで本当の肉塊のようで、こわくて手を触れられず、そのまま倉庫の一角に置き去りにしてきてしまった。

ちゃんと供養をしてあげなければ、『象の頭部』は永遠に雄叫びを上げ続けたまま、心安らかに眠る時間をもてないのかなぁ…

そんなことを思っている間にも、時計の針はチクタク動いて…気が付いたら、もう4年。

今泉の遺児たち、血の通った人間の子どもは、若芽をぐんぐん伸ばして成長し、この4年で、すっかり逞しくなった。

後退はしても、前進はしない母を横目で見ながら、この夏、息子は母の背丈けに追いつくでしょう。

嬉しくもアリ、寂しくもアリ。

さて、わたしも、まだまだ頑張らねば。

『象の頭部』に合掌。

プーさんの鼻

著者:俵 万智

プーさんの鼻

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コメント

なんとも斬新で、芸術的な事が分からない私にも、
これは、、、と思わせる作品です!!
像の鼻から表現される表情がなんとも言えない。
本物を見てみたかったなーー。

こうして、ギャラリーを出されていて、新たな形で、
私のような人間ではありますが、初めての人が
素敵な作品を見ることが出来る。

芸術を愛するブタさんは、
前進していますよー。(偉そうにすみません(w)
すくすく育っているお子様達と、とっても羨ましかったりします☆

投稿: CC | 2009年5月 4日 (月) 12時32分

ギャ~ びっくり~ こんな作品もあるんやね~

小学校の先生曰く、 象は、わからないところで目に付かない所で知られずにそっとなくなると。

象さんもそのままでは、辛そうよ・・・涙 
ほんまに災難やわ~ 泣笑

今泉さんの、その象さんは、息を吹きかけると、もう一度よみがえりそうな気迫感じます。 
なでなでしたいわ~ 笑  復活~?!

頑張って~!

投稿: 555 | 2009年5月 4日 (月) 13時47分

chickCCさま

連休も終わり、お家に戻って、またいつもの日常開始です。

>芸術を愛するブタさんは、前進していますよー
…だと良いのですが。
年齢と共に、肥大はしています、明らかに~っ( ̄◆ ̄;)うぎゃ

>すくすく育っているお子様達と、とっても羨ましかったりします
もうね、人間に近付いてきて、つまらな~い…です┐(´-`)┌
いじくりまわして、ちゅーちゅーしてた頃が懐かしい。。。
今やると、みな一目散に逃げてゆきますデス (笑

投稿: 芸術を愛するブタ | 2009年5月 7日 (木) 21時59分

fivefivefiveさま

>象は、わからないところで目に付かない所で知られずにそっとなくなると

…だそうですね。『象の墓場』ってあるんですってね。
というわけで、『象の墓場』のインスタレーションもありますですよ。

>息を吹きかけると、もう一度よみがえりそうな気迫感じます

あのドロドロした物が、ムクムクと復活したら、小心者のわたしは、ちと怖かったりするんだけど…
(自分でミシンかけて縫ったくせにね~。もしかして、象のように、こき使われていた時の記憶が、トラウマになってるのかな~。はははsweat02

投稿: 芸術を愛するブタ | 2009年5月 7日 (木) 22時10分

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