カテゴリー「水族館」の16件の投稿

アンコウ―anglerfish

Bond01アンコウ―anglerfish』

60.0×73.0㎝  1990年制作

Bond Work Mixed Mediums on Card Board

インフルエンザ大暴れ。

おかげさまで一週間、母子で自宅に閉じ込められ、天井に付いた水滴にカビが生えるほどのムンムンの加湿状態の家の中、水族館の魚よろしく暮らしておりました。

来週から、水槽を出てウィルスうようよの人間界へ復帰。

手元に残った『水族館』シリーズの魚たちも、この『アンコウ』で最後となりました。

行き先のわからない、記憶にはあるのだけれど見当たらない魚たちが何点か…彼らが元気でいてくれることを祈りながら『水族館』シリーズもようやく【完】となりました。

水族館…閉館。

(楽しみだった『蟲師』も最終巻になってしまいました。さみしい)

蟲師 10 (10) (アフタヌーンKC)

著者:漆原 友紀

蟲師 10 (10) (アフタヌーンKC)

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ウィング・フィッシュ―wing fish

Bond02 ウィング・フィッシュ―wing fish』

60.0×73.0㎝  1990年制作

Bond Work Mixed Mediums on Card Board

いつも手元においている、ボロボロの文庫が一冊。

丁寧に開かなくては、索引のページなどはもう、本体からはらりと抜け落ちそうな状態にある。

入手したのは12年前。以後、大切な情報源としてずっと手元においていて、「ええと、あれれ?」と思うたびに本を手に取る。

昔、子どもらがまだ、とても小さかった頃、庭のフェンスに『美男葛(ビナンカズラ)』と『屁糞葛(ヘクソカズラ)』が群生していて、秋になるとどちらも一斉に結実し、これらの実は子どもらの恰好のおままごとの道具となった。

ビナンカズラの雌株がつける実は大変美しく、目の覚めるような鮮やかな赤い実が、おいしそうな果物よろしく房になって蔓にぶら下がる。ヘクソカズラは、『屁・糞』カズラというだけあって、強烈な臭いを放つが、これもまた可愛らしい黄褐色の実をつけ、子どもらにとっては魅力的な遊びの材料となる。

さて、ある日、小さな子らが我が家の庭に集まって、いつものようにおままごとに熱中している姿を何気なく見ていたら…彼らは砂場用の小さなバケツに水を張り、その中にビナンカズラの実をもぎっては浮かべ、楽しそうにバケツの中を覗いていた。

「きれ~ね~!きれ~!」と喜んでいるうちは微笑ましくて良かったのだが…中の一人が突然に「おいしそ~!」と、赤い実の美しさに食欲を刺激され、バケツの実を掴んでパクンと食べてしまったのだ。

「ぎゃーっ!!」…と絶叫し、母が庭に飛び出して行ったのは言うまでもない…

しかし、こちらが子どもに食べたものを吐かせる前に、「ブベッ!!」と子ども自ら、その実を吐き出してしまった。大変苦くて、とても食べられたシロモノではなかったようだ。

ホッとしたのも束の間、違う子が「くちゃい(臭い)、くちゃい~」と、嬉しそうにへクソカズラの実をグチュグチュに手で握りつぶして、楽しそうにその汁をあちらこちらに塗りたくっている。

…生きた心地がしなかった…

正体(成分)のわからないものを、体内に取り込んだり皮膚に塗り込んだり…まだニ年ちょっとしか生きてない子らの人体に、一体どんな影響が出るのだろうか。

植物の汁に触らないこと、口に入れないこと、厳しく注意を与えてドキドキしながら子どもらの様子を見守り、夕方、何事もなさそうなのを確認してからそれぞれの親元へ返し、その足で本屋へ直行。

そこで手に入れたのが、このボロボロになった大切な文庫『薬草・毒草300プラス20』(朝日新聞社編)である。

ビナンカズラは『小枝を水に漬けると、皮に含まれた粘液でとろりとした液となり、昔はこれでちょんまげのくせ毛をなおしたことから美男葛(びなんかずら)の名が生まれたという…中略…果実を採集して日干しにしたものを南五味子(なんごみし)と呼び、保健、咳止めに一日量500グラムを煎用するが、苦味が強いので砂糖などで調味する』とのこと。

ヘクソカズラは『秋から冬にかけて目立つ果実は、つぶすと黄色い果汁が出て、しもやけによい。市販のハンドクリームに混ぜて患部に塗布しておくとにおいも気にならない』とのことであった。

ほっと一安心。

無知であることは、大切な機会を逃し、生活圏を狭めてしまうのだなと実感。無駄な禁止をせずに済んだはずのところを、無知から来る恐怖で、わたしは遊びを中断させてしまった訳だ。もちろん、苦い実を食べて吐き出した子は、実践で知識を得ているわけだが、それがなぜ食べられなかったのかを知ること、そこから先がとても大切なのだと思う。

ひと昔前なら、ご老人たちがニコニコしながら「そりゃ、良薬は口に苦しで、別に悪かもんやない」などと知恵を授けてくれることもあったろうが、現在は、ご老人たちも仕事に習い事に旅行に…と大変多忙で、のんびりと先人の知恵を授けるゆとりなどなさそうである。

健康で長寿であるというのはあり難いことだけれど、時間の流れがいつも何かしらせかせかしていて、残念に感じることも多い。

薬用植物も、扱い方や摂取量によっては毒草になりうることを忘れずに。何でもほどほどに…がよろしいようで。

薬草毒草300プラス20  /朝日新聞社/編 [本] 薬草毒草300プラス20 /朝日新聞社/編 [本]
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水玉魚―polka dot fish

Bond03『水玉魚―polka dot fish』

60.0×73.0㎝  1990年制作

Bond Work Mixed Mediums on Card Board

「現代美術家にできることは、もう、精神論で勝負すること以外に残っていない」

というのが、今泉の口癖だった。そして、それが今泉の最も苦手とすることでもあった。

どんなに新しい技法を求めても、それらは皆、実は先人が残した絵画の軌跡を辿るだけにすぎないことに気付き、自分は何も生み出していないことを知る。

カンバスに一本の平行線を引き、『未来―現在―過去』というタイトルをつける。後は、その主題について、如何に鑑賞者をうならせる饒舌な舌(精神論)が備わっているか…というのが、現代美術家の魅力となる。

今泉は、「僕が現代美術家として成功することはまずない」と言っていた。

「絵を描くのが好きで、自己満足のために描いているものに、上っ面だけの精神論をつけても、ただそれだけのものでしかないことは、作品を見ればすぐに解るだろう」

そう言いながら描き続けた作品は300点以上にのぼり、アトリエの中にぎゅう詰めにされた遺作だけが残った。

2007年に亡くなった美術史家、若桑みどり氏は自著の『絵画を読む イコノロジー入門』の中で現代美術について、

「(近・現代美術では)芸術が非常に個人的になっただけではなく、ときには、意図的に『意味』を拒否する作品も生じてくる……そのような主題をもたない作品の解釈や現代美術の理解には、知覚的心理学や精神分析学を含めた、イメージと人間の精神との関連について、また、イメージの表現方法の様々な局面についての多面的で深い洞察力が必要になる」

と述べている。この本自体は16,17世紀の西欧美術について書かれているものであるが、絵画鑑賞を趣味とする人には、貴重な「目から鱗!絵画鑑賞法会得!」的な読み応えのある内容が沢山書かれていて、大変面白いのではないかと思う。

さて…今泉の話に戻るが、50代に突入した彼の口癖は

「自然の法則に従えば、家族の中で一番先に死ぬのは僕だ。僕は芸術家として大成する口ではないが、子供たちが僕が描いてきた作品とその過程をずっと心に留め置いてくれたなら、個人的にはそれで成功だったと思う」

と言うものだった。2年後に急逝した彼の、これが遺言となってしまった。

遺言を守るため、ブログ上で遺作整理を始めてまもなく1年。

残念ながら『多面的で深い洞察力』が備わっていない身としては、ただ遺作を一枚ずつ整理することしかできないのだが、いつか遺作を全て整理し終える日がきたときに、そこに『絵を描くことに取り付かれた一人の人間の人生』を垣間見ることができたら…

そう思うと、両肩に乗っかった様々な困難を払いのけて、もうちょっと生きることに立ち向かってみようかなぁ、と考えたりする2009年の始まりであります。

絵画を読む―イコノロジー入門 (NHKブックス)

絵画を読む―イコノロジー入門 (NHKブックス)

著者:若桑 みどり

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ハリセンボン―porcupinefish

Bond04 『ハリセンボン―porcupinefish』

73.0×60.0㎝  1990年制作

Bond Work(ボンド・ワーク) Mixed Mediums on Card Board

娘、10歳。

巷で囁かれる、いわゆる『ギャング・エイジ』という、大変やっかいな年齢を横行闊歩中。

あれが気に食わん、これが気に食わん!

あれが許せん、これが許せん!

あれは黒だよねと母が言えば、いいやあれは絶対に白だと答えが返ってくる…

答えるついでに、ハリセンボンも顔負けの膨れ面に、鋭いトゲで母を刺し、兄を刺し…

しかし、そんな娘も、土曜日の午後は大変聞き分けが良く、しおらしい。

母の機嫌を損ねると、毎週末のお楽しみである『土曜日の午後の本屋さん』へ連れて行ってもらえないからだ。

この腹立たしいギャング娘は、実は大変計算高い暴れん坊将軍なのでもありました。

お目当ての本は『青い鳥文庫』コーナー。

色々なシリーズで、児童の心を鷲掴み(?)の『青い鳥文庫』だが、娘が凝っているシリーズは…

「うへ。やめようよー、それ」

と、ついつい口を出してしまいたくなる内容のもの。

宮沢賢治に太宰治といった名作シリーズから、宮部みゆきといった現代小説まで揃っているんだからさ…ね、それは、やめとこうよ…。

と、言いたくなるのをぐっとこらえて、娘の差し出す本を抱えてレジに並び、この瞬間にしか、良い子ぶった可愛らしい態度をみせない詐欺師の娘に、黙って騙されてやることにしている。

ギャング・エイジの暴れん坊を、こうまで大人しくさせてしまうとは…

恐るべし、『青い鳥文庫』…で、あります。

『泣いちゃいそうだよ』シリーズは、進研ゼミに連載されていたものらしく、大人気シリーズなんだとか…

(ワタクシ未だに、山積みの『泣いちゃいそうだよ』シリーズに一度も手をつけず、他所の母友から聞きました。ヾ(_ _*)ハンセイ・・・)

泣いちゃいそうだよ (青い鳥文庫) Book 泣いちゃいそうだよ (青い鳥文庫)

著者:小林 深雪
販売元:講談社
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タコ―octopus

Mon02 『タコ―octopus』

F150 1987年制作

Mixed Mediums on Plaster Panel

音と色彩と言葉の話。

息子13歳。只今のピアノレッスンの課題曲は、ドビュッシーの『アラベスク1番』

『ピアノの詩人』と呼ばれるショパンに対し、『ピアノの画家』と呼ばれるドビュッシーは、音楽分野においての印象主義の創始者であり完成者とも言われている。

さて、息子の『アラベスク1番』の、なんと豪快で雑で御粗末でイライラする弾きっぷりであることか…。

右手さんと左手さんが、転んで、跳ねて、滑って、濁って…

「ピアノに何か恨みでも?」と聞きたくなるほどガンガン鍵盤を叩く日々。

頭を抱えられた先生(美人で優しい息子のお気に入りの先生)から出された先週の宿題は…

「ドビュッシーがどういう人で、どんな時代に生きた人か、この曲が生まれた時代背景を知ると、この曲に接するときの意識が変わると思うよ。ちょっと、ドビュッシーについて調べてみてね」

という、テクニック以前の問題をクリアしなくては弾けませんよー、というものだった。

全く、おっしゃるとおりです。

絵画における印象派運動が盛んであった時期のパリで、詩人や画家と親交を結び、その影響によって、『印象派の絵画』に通ずる『印象派の音楽』を完成させたドビュッシー。

『アラベスク』はその初期の作品で、彼の表現する印象的な音は、印象的で美しい色彩と結びついているのだ。

詩人の谷川俊太郎氏が、フェルメールの作品に影響を受けて『灰についての私見』を詠ったように…

音と色彩と言葉は、相互作用のもと、ひとつの芸術となっているのだ。

音を聴き、色彩のイメージが広がり、言葉が紡がれ…

言葉から音色が生まれ、音色から色彩が生まれ…

考えていると、何だかとても嬉しくなった。こんなに嬉しいことはない、と思った。

息子の『アラベスク1番』が、どんな絵に仕上がり、どんな詩になるのか。

道はまだまだ険しいけれど、ピアノを通して、そういうことを少しずつ理解できるようになれば、きっといつか、父親が求め続けたもの、求めても答えを出し切れなかったもの…

それらを理解できる日が、父親の遺した作品たちの声を感じることのできる日が来るのかもしれない。

来年がよき年でありますように…。

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サメ―shark

Bond15 『サメ-shark』

73.0×60.0㎝ 1990年制作

Bond Work(ボンド・ワーク) Mixed Mediums on Card Board

小学校に中学校…身近なところでインフルエンザ発症の報告が届き始め、日々、戦戦恐恐。

↑↑インフルエンザウィルスって、こんな感じ?

ああ、コワイコワイ。

海に入らなきゃサメには出会わずに生きていけるけれど、ウィルスに出会わずに暮らしていくのって…ちょっと無理。

マスクに、うがいに、手洗いに…ウィルスに出会っても、どこかで振るい落として、何とか逃げ切りたいものだと、母子で戦闘態勢へ…スイッチ・オン!

…しかし、人間も怖いものです。

できれば出会いたくない『ブレストの乱暴者』の主人公、水夫のクレル。

何度読んでも良く理解できない言葉の数々…。何度読んでも、意味不明の主人公の心の動き。

それでも、何度も挑戦して再読してしまうのは、この本が澁澤龍彦氏の翻訳で、わたしの愛する(故)中島らも氏が愛読していた本だから…というつまらない理由。

考え事が多すぎて人生が面倒臭くなったら、只管にジャン・ジュネに向かうのも、なかなかよいかも。(わが身の日常の穏やかさに、退屈の素晴らしさに、小さな満足感が湧いてきたりします( ´_ゝ`)フフフーン)

ブレストの乱暴者 (河出文庫) Book ブレストの乱暴者 (河出文庫)

著者:ジャン ジュネ
販売元:河出書房新社
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金魚-goldfish

Bond06 「金魚-goldfish」

60.0×73.0㎝ 1990年制作

Bond Work(ボンド・ワーク) Mixed Mediums on Card Board

あちらこちらで、発熱やら下痢やら嘔吐やら…病気の話が聞こえてくるようになったなぁ~と思っていたら、息子が大当たり・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

上ったり下がったりの熱を繰り返し、闘病中の彼。

真っ赤なほっぺにウルウルの瞳をして、冷たい水分を求めてフラフラと台所を徘徊する姿は、まるで「金魚-goldfish」に瓜二つ。

友人がお見舞いに届けてくれた本をもってベットでウトウトしている様子だったが、熱を測りに部屋を覗くと既に了読しておりました。

「面白かった?」と聞くと

「読みやすかった。でも、これ携帯小説みたいよ。携帯小説は読まない方がいいって学校で言われたっちゃけど」とのこと。

それは内容の問題でして…云々。まだまだ「お子ちゃま発想」の息子に大笑い。

本の名前は『医学のたまご』

『チーム・バチスタの栄光』で脚光を浴びた、海堂尊氏の子供向け医学ミステリーで、大人でも軽~く読める、なかなかの娯楽本に仕上がってます。

(ちなみに、これは携帯小説ではなく、医学専門雑誌『日経メディカル』に連載されていたものです。横書きの本は携帯小説だと思っている愚かな息子…(;´д`)トホホ…)

病気でもしなきゃ、なかなか本を読む暇もない多忙な中学1年生には、とても良い休息を兼ねた闘病なのかな…と前向きに考え看病中。

しかし…「頼むから母には移さんでくれよー」と、加湿器を最強にして子どもを個室に閉じ込める都合の良い鬼母でありました。

医学のたまご (ミステリーYA!) (ミステリーYA!) Book 医学のたまご (ミステリーYA!) (ミステリーYA!)

著者:海堂 尊
販売元:理論社
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クラゲ―jellyfish

Bond05_2 「クラゲ-jellyfish

73.0×60.0㎝ 1990年制作

Bond Work(ボンド・ワーク) Mixed Mediums on Card Board

オワンクラゲから緑色蛍光タンパク質(GFP)を発見し、ノーベル化学賞を受賞した米ボストン大名誉教授、下村脩さん。

それまで水族館では脇役扱いだったクラゲが、思わぬところでスポットライトを浴びることに…

福岡市水族館では、夏の海水浴時期にあわせ、クラゲ被害の対策として、アンドンクラゲ、ミズクラゲ、スナイロクラゲ等の展示をしていますが、残念ながらオワンクラゲは鑑賞できないようです。

しかし、発光しなくてもクラゲは十分魅力的…ということで、今泉の遺作品にもモチーフとして扱われています。

九州にも初雪が降り、今年もまた、もがリ笛を子守唄に、布団を頭からすっぽり被って眠る子どもたちを見守る季節が到来。

ああ…さむい。

…と、独り言ちている間に、世間様は受験シーズンに突入。

もう頭がパンク状態で、うなずく度に覚えた単語や公式がポロリと落っこちてしまう少年たちよ。

本川先生と一緒に歌いながら、高校生物の基本をマスターするというのは、どうかしら。

我が家の御宝本。⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーーーン

歌う生物学 必修編 Book 歌う生物学 必修編

著者:本川 達雄
販売元:阪急コミュニケーションズ
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イルカ-dolphin

Bond11 「イルカ-dolphin

73.0×60.0㎝ 1990年制作

Bond Work(ボンド・ワーク) Mixed Mediums on Card Board

足先が氷のように冷えて、布団に入ってもなかなか寝付けないという、最も苦手な季節がやってきた。

水族館のイルカショーのことを思っただけで、体が芯からゾコゾコと冷えてくる(苦笑)

身体が温まって眠りが訪れるまで、しばしシェークスピアを読む。

『あらし』を読んで、人を許すことの大切さに「うん、うん」と頷くが、まだ眠れない。

『リア王』を読んで、美しく老いることの難しさを実感しながら、

真実を見極める目を養いたいものだなぁ~

理性が年齢と共に溶解するのを何とか防ぎながら、老いて行きたいものだなぁ~

などと思いつつ、自分の来し方を振り返ってみたりしているうちに、何となく夢の国へ。

子どもを捉まえ

「ママもそのうちに老婆になるから、『リア王』を読んで、今から対策を練っておきなさい」

と言うと

「ええ~。いやだぁ~。その本、表紙が怖いもん」

…全然頼りにならない10歳と13歳でした。あーあ。

人は60歳から若くなりはじめるが、それでは手遅れだ―パブロ・ピカソ(フランスの画家)

『心にトゲ刺す200の花束』より

心にトゲ刺す200の花束 心にトゲ刺す200の花束

販売元:楽天ブックス
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アシカ-sea lion

Fishasikabond02

「アシカ-sea lion」

73.0×60.0㎝ 1990年制作

Bond Work(ボンド・ワーク) Mixed Mediums on Card Board

寒風吹きすさぶ中、ガタガタ震えながらアシカショーに付き合わされたのも、遠い思い出となりまた。

アシカも子供も大して変わらないや。うーん、どちらも可愛い。

と、ちょっと離れた目線で両方の生物を眺めていたのも、遠い思い出。

子供は自分の世界をどんどん拡げて、今度はあちら側が、ちょっと離れた目線で大人という生物を観察している模様。

なかなか面白い、子育て駆け引き時代に突入しました。

『少年アシベ』の著者、森下裕美さん。

随分昔のことですが、この漫画の主人公アシベ少年のペット、ゴマフアザラシの「ゴマちゃん」というキャラが大ヒットしました。

その森下裕美さんが、手塚治虫文化賞短編集、文化庁メディア芸術最優秀賞をW受賞した最新漫画『大阪ハムレット』

「これが『少年アシベ』の、あの森下裕美?」と、思う人もいれば、

「ああ、『荒野のペンギン』の森下裕美が帰ってきた!」と、思う人もいるだろうな。

そんなことを考えながら、『大阪ハムレット』を一気に読み終えて…

なんだか心がズドーンと落下してしまったので、本家本元「シェイクスピア」の戯曲『ハムレット』を読み直し、水底でブクブク彷徨う心を、水面にプカプカ浮かぶくらいまで復活させてから、布団にもぐって早寝をしました。

「To be or not to be, that is the question」

『大阪ハムレット』を読むと、感動して寝付けないという人もいるようで…読後感は色々です。晩秋の夜長に、浮くか沈むか、お試し半分に一読いかが?

大阪ハムレット 2 (2) (アクションコミックス) Book 大阪ハムレット 2 (2) (アクションコミックス)

著者:森下 裕美
販売元:双葉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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