ELEPHANT ACCIDENT ―象の災難
FUTON Painting Installation
福岡県立美術館於 (1993年制作)
天井からぶら下がった、切断された象の足。
切断部分からドロリと流れる赤い血が印象的な作品だった。
今泉の死後、東京藝術大学時代の恩師である、野見山暁治先生から一通の手紙を頂いた。
なんであんな若さで 足早やに去っていったものでしょう。
仕事はこれからの可能性を感じさせる 荒削りなものであっただけに 今泉さんの死は 本当に間違いであったような気がします。
私は象の足のオブヂェが好きでした。
できるならば 本学でやらしたかった。
ま、こんな希望を 今ごろ愚痴っぽくのべても致し方ない。
なんとしても 元気を持って生きて下さい。
野見山暁治
…なんとしても 元気を持って生きてください
― もう駄目だ。
そんなことを思った日、幾度この言葉に助けられたことだろう。
こんなに力強く、優しい言葉に触れたことはなかった。
いまでも、この言葉に支えられながら、なんとしても元気を持って生きていきたいと、そう思いながら日々を紡いでいる。
まもなく、今泉がいなくなって、5度目の夏がやってくる。
息子、まもなく14歳。
手がひとまわり大きくなった彼の次の目標は、ナザレー。
娘、まもなく11歳。
身体が三倍ほど大きくなった彼女のとりあえずの目標は、母より体重を軽くすること…(;´д`)トホホ…
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