カテゴリー「恐竜 The Dancing Monster」の11件の投稿

Triceratops-恐竜

Mon09 Triceratops

F150 1987年制作

Mixed Mediums on Plaster Panel

夏バテ進行中。

お腹に何か知れないものがあると医者に言われ、病院であちらこちらといじりまわされる事になった。

「子供を残しては死ねないぞ。あと10年は生き残るぞ」

誰に対しても何の責任もなく、もっと孤独であったなら、どんなに楽だろうかと、ふと思う。

ああ、夏バテ、ますます進行中…。

六十三年前の八月六日。広島に原子爆弾が投下された。

遠くで起こる出来事は、身近な死とは直結しない。

原爆を落とすという行為は、遠くの遠くの海の向こうの出来事で、非現実のゲームの世界に近いのかもしれないな、そんなことを思いながら、どろりと溶けていく『Triceratops』をじっと眺める。

逝ってしまった人と、残された人。

迎え火をたいて、食物を供え、自宅に祖先や死者を迎えて祭る準備に入る。

いつの間にか、盂蘭盆会が目の前になっていた。

夕凪の街桜の国 Book 夕凪の街桜の国

著者:こうの 史代
販売元:双葉社
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TUOJIANGOSAURUS―恐竜

Bond01 「TUOJIANGOSAURUSートゥオジャンゴサウルス」

73×61㎝ 1987年制作 

太陽築炉株式会社コレクション

Bond Work(ボンド・ワーク) Mixed Mediums on Card Board

トゥオジャンゴザウルス

名前の意味は、中国の川『トゥオジャン』のトカゲ。

背中に、とげ状の骨盤が2列に並んでいるのが特徴の、ジュラ紀後期の植物食恐竜。

今泉憲治お得意のデフォルメ作品。

背中のとげが、作家の想像の翼にのって、花火のように鮮やかに天に向かって拡がっている。

ちびっ子恐竜博士や研究者には、お叱りを受けそうなトゥオジャンゴザウルス』。

これは確かに間違った恐竜の姿であるかもしれない。

が、しかし…そのことを充分に知りながらも、想像の翼を拡げることの楽しさを失わない、そんな大人であってほしいと思う。

80歳を過ぎてもなお、想像の翼で心の天空を飛び続ける作家、野見山暁治先生の展覧会。

ダイレクトメールの「子供たち、元気ですか」の万年筆の文字に、思わず「ええ、元気です」と答えてしまっていた。

Nomiyama_2 早良美術館 るうゑ 15周年記念

野見山暁治』展

2008/4/30~5/18  11:00am~5:00pm 入場料200円

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STEGOSAURUSⅡ―恐竜

Bond03 「STEGOSAURUSⅡ」

73×61㎝ 1987年制作

Bond Work(ボンド・ワーク) Mixed Mediums on Card Board

闘うステゴザウルス。

卵や子供を守るときの威嚇の表情、かなり強面。

世間は『母の日』で、いたるところで、プレゼントやらカーネーションやらを抱えた人々と擦れ違う。

お母さんは、大変なのだ。感謝を一日で済まされるほど、楽ではないのだよ。

君らの気まぐれと好奇心のお陰で、育ててその死を看取った生き物の数知れず…

可愛いアマガエルの『ぴょんた』くんの為に、ミルワームを死ぬ気で手に乗せ餌付けに成功。

全身鳥肌で向き合った、ヤゴやアゲハチョウの幼虫やカブトムシの幼虫の羽化。

全長10cmにもなろうかというカマキリの『かまたん』の為に、日々、庭の雑草の中をかき分け捕まえた精霊バッタは一体何匹いたことか…。(足の硬いところだけを残して、バッタをバリバリ完食する『かまたん』に絶叫しながらも、何故か目が離せず、じーっと観察)

あのね、お母さんは、本当に大変なのだよ。

そして、当然、お父さんも大変なのだ。

もう、いなくなってしまった大好きな作家、中島らも氏が書いた、大変珍しい子供向けの本『お父さんのバックドロップ』

子供より子供っぽいヘンテコな四人のお父さんの姿に、ちょっとだけ胸が熱くなりました。

大人は一日にして成らず。

お父さんもお母さんも、そりゃもう大変だったわけよ…

ということで、来月は、1910年に始まった、アメリカのJ=B=ドット婦人提唱の『父の日』だ。子供たちも大変ね(笑)

お父さんのバックドロップ (集英社文庫) Book お父さんのバックドロップ (集英社文庫)

著者:中島 らも
販売元:集英社
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STEGOSAURUS―恐竜

Mon06 「STEGOSAURUS」

61×73㎝ 1987年制作

Bond Work(ボンド・ワーク) Mixed Mediums on Card Board

世の中には使いみちのないものが沢山あって、それらは長い年月の間に自然淘汰されていく。

中生代ジュラ紀に栄えた剣竜の一種 『ステゴサウルス』

約二億一千二百万年前から一億四千三百万年前までの、およそ六千九百万年間を生き続けたステゴサウルスも、使いみちのないものとしてこの世界から消えてしまった。

都市高速を走るバスの窓から、黄砂と廃棄ガスで霞んで見える海の彼方を眺め、使いみちのないものをあれこれ考え、自分の名前を挙げてみる。

「ああ、これは名答。私って、本当に使いみちのない人間だものなぁ。」

そんなことを考えた日は、全く使いみちのない、くだらない本を読む。

村上春樹氏と稲越功一氏の名前が印刷していなかったら、誰も手には取らなかっただろうなと思われる、出版社の『使いみちのない本で懐を肥やす商法』に負けて、『使いみちのない風景』を購入。

ぱらぱらページをめくって「ホントに使いみちないなー」と独り言ちながら、いつのまにか安眠。

使いみちのないはずのものが、意外に、使いみちのないものとしての実力を発揮していたりするのでありました。

使いみちのない風景 (中公文庫) Book 使いみちのない風景 (中公文庫)

著者:稲越 功一,村上 春樹
販売元:中央公論社
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COMPSOGNATHUS―恐竜

Mon03 「COMPSOGNATHUS」

61×73㎝ 1987年制作

Bond Work(ボンド・ワーク) Mixed Mediums on Card Board

ジュラ紀から白亜紀に生きていた恐竜『COMPSOGNATHUS(コンプソグナトゥス)』

名前の意味は『かわいらしいあご』

作品と名前の意味を照らし合わせて、思わず「うふふ」

最も小さい肉食恐竜の一つで、全長約1メートル程といわれているので、なかなかホントに『かわいらしいあご』の持ち主だったのかもしれない。

恐竜が残した化石から、彼らの姿や生活や習性の謎を解き明かしていく研究者たち。

その研究者によって復元された恐竜の姿から、想像の翼を最大限に拡げて作画していく芸術家。

どちらも、自身の目で見ることの出来ないものを追い、そこから何かを生みだしていくというのだから、本人たち(研究者や芸術家)にとって、これほど楽しいことはないのではないだろうかと、羨ましい気持ちになる。

しかし、実際に昨日一日を生きて、今日をまた数時間ほど生きて…明日へとこの時間が続くことを思えば、その都度ぶつかる出来事や出会う人々を、大切にしていかなくちゃもったいないなぁ…

そんなことを思いながら、友人が届けてくれた『きょうの猫村さん』最新刊のページを、ゆっくりめくって、のんびり過ごす。

猫村さんは、今日もひとコマひとコマを、大切に大切に生きていました(満足)

きょうの猫村さん 3 Book きょうの猫村さん 3

著者:ほし よりこ
販売元:マガジンハウス
発売日:2008/03/21
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IGUANODON―恐竜

Mon02 「IGUANODON」

61×73㎝ 1987年制作

Bond Work(ボンド・ワーク) Mixed Mediums on Card Board

随分と歳をとりました。

恐竜のいた時代があったことを想えば、私の生きている時間など、蜉蝣のごとく儚いので、これくらいの老化は取るに足りないことなのでしょう

老化に伴う身体的な衰えは当然ですが、心も並行して衰え、徐々に『鈍化』していくのを実感ます。

これを残念なことだと、多少ガッカリしたりもしますが、意外にこれが重要だったりもするのだ、とも思います。

心の『鈍化』によって、伸びていく若い力に対して『寛容の精神』が芽生え、近付いてくる死に対して『悠然と構える』ことができるようになるからです。

さて、最後の最後まで、熱く燃える鉄の玉のごとき人生を突っ走った、『吉本興業』の基礎をつくった女社長・吉本せいさん。

金欲と権力への執着から、成功だけを夢見て、着実に自分の目標に近付きながら突っ走った彼女。

最後は病に倒れ、大金を叩いて当時の最高の治療を受けたといわれますが、命はやはりお金では買えなかったようです。

時々、このくらいのバイタリティーでもって、残りの人生を瞬時に駆け抜けてみたいなどと思わないこともないけれど、やっぱり、心の『鈍化』を楽しむほうがいいな…。

(『女興行師 吉本せい』は、山崎豊子著『花のれん』と合わせて読むのがベスト。『花のれん』は、吉本せいさんの生涯を、実話を脚色しながらドラマティックに描いた小説。山崎豊子の実力は誰しもが知るところです)

女興行師 吉本せい―浪花演芸史譚 (ちくま文庫) Book 女興行師 吉本せい―浪花演芸史譚 (ちくま文庫)

著者:矢野 誠一
販売元:筑摩書房
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花のれん 花のれん

著者:山崎 豊子
販売元:新潮社
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PTERANODON―恐竜

Mon04 「PTERANODON」

61×73㎝ 1987年制作

Bond Work(ボンド・ワーク) Mixed Mediums on Card Board

花散らしの雨が、通り沿いの歩道を、あっという間に桜色の絨毯に変えてしまった。

『一番美しいとき』を捉まえるのは、なかなか難しい。

恐竜シリーズは、今泉が芸術家としての自信に満ち溢れていた時期の作品で、この頃が彼にとって『いばん美しいとき』だったのかもしれない。

さて、人間が放つ匂いの『一番美しいとき』を、一生涯閉じ込めて、自分の手元に置いておきたいという欲望に駆られた青年グルヌイユ。

『香水ーある人殺しの物語』の主人公であるこの青年は、少女たちの匂いを収集するために連続殺人を犯し、その匂いを独自の方法で閉じ込めていきます。

『パフューム』という題名で、映画が話題になったけれど、原作も全世界1500万部という大ベストセラーとなりました。

映画のように、ヒロインを追い詰めるといったようなサスペンス仕立ての場面はなく、匂いを採取するための対象物を殺すときには、ただ後頭部を一撃するという簡単な描写のみ。

世界観が全て匂いによって支配されている、一人の人間の生い立ちと精神世界を描いた物語で、当時のフランスの時代背景や、香水調合に関する知識がある程度あれば、映画とは違った楽しみかたのできる文学作品ではないかと思います。

匂いにしか感情を抱けず、それによって生かされてきた主人公が、自分が愛した匂いのごとく最後には跡形もなく消えてなくなる…という結末が、皮肉たっぷりで面白かった。

Book 香水―ある人殺しの物語 (文春文庫)

著者:パトリック ジュースキント
販売元:文藝春秋
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STYRACOSAURUS―恐竜

Styracosaurus 「STYRACOSAURUS」

61×73㎝ 1987年制作

Bond Work(ボンド・ワーク) Mixed Mediums on Card Board

自分が踏みしめる大地の下に、かつて恐竜が生存していた時代があることなど、とても想像が及ばない。

自分が見上げる青い空の向こうに、果てしない宇宙空間が広がっていることが、信じられない。

自分の生きている時間が、地球のほんの一呼吸にしか当たらないのだと思うと、ちょっとゆったり構えて生きてみようかなと、そんな気持ちになる。

年齢を重ね、未来という言葉と無縁になりつつある私の側で、子供が無心で本を読んでいる。

スティーブン・ホーキング&ルーシー・ホーキング父娘、著の『宇宙への秘密の鍵』だ。

あまりに熱心に本に入り込んでいるので、横から少しページに目を走らせてみる。文章が簡潔で、とても読みやすく、テンポ良く物語りが展開していく。子供をひきつけるのに充分な要素が揃っているな、と感心しながら、子供の様子に納得。

さて、本を読み終わった子供は、目を輝かせながら本の内容について語り、未来の夢について饒舌だ。

子供のエネルギーを羨ましく思い、ホーキング博士の偉大さを改めて実感するひと時だった。

(子供たちの教育のために日々奮闘を続けるNさん。忙しい合間を縫って、この本を子供のために届けてくださった、人として母として、大変尊敬している彼女に、心より感謝です)

宇宙への秘密の鍵 Book 宇宙への秘密の鍵

著者:ルーシー・ホーキング,スティーヴン・ホーキング,さくま ゆみこ,佐藤 勝彦
販売元:岩崎書店
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トリケラトプス

Triceratops 「TRICERATOPS」

73×61㎝ 1987年制作

Bond Work(ボンド・ワーク) Mixed Mediums on Card Board

どこかで会ったことがあるような…。

近所のおじさん?学校のセンセ?それとも我が家のお父さん?

はたまた、デンと構えた古女房…?

ユーモラスなお顔のトリケラトプス。

さて、世界中に繁殖している「愛すべき謎の宇宙生物」こどもの第3弾。

等身大の子供成長日記。現実に近い子供の実態が、笑えてコワイ。

絵が下手くそで、コマ割がぐちゃぐちゃ…取っ掛かりで読む気を削がれてしまうんだけれど、見事に心のツボを突かれて、脱帽。

毎日かあさん カニ母編 Book 毎日かあさん カニ母編

著者:西原 理恵子
販売元:毎日新聞社
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ブラキオザウルス

Bond02 「BRACHIOSAURUS」

73×61㎝ 1987年制作

Bond Work(ボンド・ワーク) Mixed Mediums on Card Board

見つめられると視線を逸らせない、純粋な瞳のブラキオザウルス。

胸がクゥーンとなる瞳って、身近にもありますね。

わんこ、にゃんこ、仔馬に仔牛。あ、そうでした、あと人間のこども…なんかも。

世界中に繁殖している「愛すべき謎の宇宙生物」こどもの第2弾。

『バカ姉弟』の地主おねいと弟くん。

永遠に愛され続ける「最強のこども」でいてほしかったのだけれど。

二人ともオトナに変身してしまいました。残念…くすん。

バカ姉弟 5 (5) (KCデラックス) Book バカ姉弟 5 (5) (KCデラックス)

著者:安達 哲
販売元:講談社
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